所沢市における離婚事情。不倫慰謝料請求を弁護士に依頼するメリット
埼玉県所沢市には、約34万人の人々が暮らしており、埼玉県内第5位の人口を誇ります。
県の南部は東京都と接していて、都心から30km圏内にあるため、ベッドタウンとして著しい発展を遂げてきました。
今回は、そんな所沢市の不倫慰謝料事情について詳しく見ていきたいと思います。
このコラムの目次
1.埼玉県所沢市の婚姻件数と離婚件数について
所沢市の2016年の婚姻件数は、1,543件でした。
この件数は、全国の政令指定都市、それ以外の市、東京都23区を合計した、全814市区中第87位という順位であり、所沢市は1年間に結婚するカップルの数が多いと言えるかもしれません。
しかし、その件数は、2004年から2008年には、2006年こそ1,994件と2,000件をわずかに下回っていたものの、2,000件以上を常にキープしていたことを考えると、2016年の1,543件という結果はその時から約450件も減っていることになります。
婚姻件数の減少傾向は、2009年から見え始め、それでも2014年までは1,700件は超えていたので、ここ数年の婚姻件数の著しい減少が明らかとなりました。
一方、所沢市の2016年の離婚件数は595件で、814市区中742位という結果でした。
1年間の離婚件数は、2004年には700件近くでした。多少の増減を繰り返しながらもそれから数年間、700件は超えても600件を切るということはなかったのですが、2013年からは着実な減少をみせており、近年は500件台を保っています。
離婚件数の減少は非常に良いことのように思えますが、婚姻件数が減少したことを考えると、離婚件数の減少も必然であると言えるでしょう。
また、年間の婚姻件数が1,543件で離婚件数が595件ということは、残念ながら結婚した夫婦の約38%もが離婚していると捉えることも出来るため、離婚件数の順位や減少だけを見て所沢市は離婚件数が少ないと考えるのは早計かもしれません。
ちなみに、所沢市と人口が同規模である埼玉県川越市と比較してみると、川越市は2016年の婚姻件数は1,666件、離婚件数は588件であり、約35%が離婚していると考えると、やはり所沢市の方が離婚が多い傾向にあり、不倫慰謝料問題が発生する可能性も高いと思ってよいでしょう。
2.埼玉県所沢市の人口増加率、婚姻率、離婚率
所沢市の人口増加率は、2000年から2005年にかけては101.8%、2005年から2010年にかけては101.7%だったのに対し、2010年から2015年にかけては99.6%であり、人口はわずかながら減少傾向にあるようです。
婚姻率は、2015年は4.78%、2016年は4.74%であったため、人口増加率と同様、年々減少しています。
2016年の婚姻率は、全国平均が5.00%であり、所沢市はそれを下回る結果となりました。
一方、所沢市の2016年の離婚率は1.67%でした。
この年の離婚率の全国平均は1.73%であったため、所沢市の離婚率は平均より低い方であるということになります。
以上のことから、所沢市は人口が減少傾向にあり、婚姻率、離婚率共に全国平均を下回っている都市であると言えるでしょう。
しかし、平成26年の司法統計によると、離婚原因の約15%が異性問題によるものと推測されており、その後、芸能界や世間でも「不倫」が大きくクローズアップされる風潮もあり、近年は更に異性問題による離婚は増えているものと考えられます。
そのため、離婚率の低い所沢市でも、不倫慰謝料が発生するような離婚問題は、夫婦にとってそれほど縁遠いものとは言いきれないのではないでしょうか。
3.埼玉県所沢市で離婚調停をする場合の裁判所とその費用
埼玉県所沢市に在住の方が離婚調停を行う際は、以下の裁判所に申し立てをすることになります。
さいたま家庭裁判所川越支部
〒350-0052 埼玉県川越市宮下町2-1-13
また、離婚調停にかかる費用は、申請する家庭裁判所によって切手代が違ってきますが、さいたま家庭裁判所川越支部の場合は以下の通りです。
- 収入印紙代金:1,200円
- 戸籍謄本(全部事項証明書)取得代金:450円
- 切手代:100円×2枚+82円×10枚+10円×20枚+1円×10枚=1,230円
ただし、一人で申立をするのではなく弁護士に依頼する場合は、別途で弁護士費用も必要となりますので注意が必要です。
4.不倫の慰謝料請求は弁護士におまかせください
配偶者の異性問題、つまり不倫や浮気などの不貞問題が原因で離婚することになった場合、不倫をされた立場の方は、計り知れない心の傷を負うことでしょう。
精神的に疲れ果て、頭も冷静ではない状態で、当事者間で不倫慰謝料の話し合いをすることはとても困難です。
また、不倫してしまった方も、自業自得とは言え、自身の両親に知られて恥ずかしい思いをしたり、配偶者やその家族からも厳しい叱責を受けたりするなどの日々が続き、大きなダメージを受けることは避けられません。
しかし、どちらの立場となった場合も、弁護士に依頼することで精神的な負担が大きく軽減されることでしょう。
なぜなら、弁護士なら代理人となることで、相手方と顔を合わせずに交渉することも可能ですし、不当に少ない慰謝料しかもらえなかった、逆に、法外な高額の慰謝料を請求され支払うこととなってしまった、というようなトラブル防止にもなります。
また、不倫慰謝料についての話し合いもスムーズに進むことで、気持ちの整理も早くつきやすいというメリットもあります。
5.所沢市周辺の不倫慰謝料問題の相談は泉総合法律事務所へ
泉総合法律事務所は、不倫慰謝料問題について様々なご相談を承って参りました。不倫慰謝料を請求したい、あるいは請求されてしまったという場合は、一人で抱え込まずに、出来るだけ早く弁護士に相談してみることをお勧めします。
所沢市、入間市、狭山市ほか埼玉西部地域、西武線各線沿線にお住まい、お勤めの方は、泉総合法律事務所所沢支店に是非一度ご相談ください。初回のご相談は1時間まで無料となっております。
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